気仙沼 1

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今回の目的地に着くまで、多少道はガタガタでしたが、思っていたより走れるように

なっていました。

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高速を降りて、2時間ぐらい走り出し、港に近づいた辺りから

急にこの状態でした。

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普通に車はひっくり返り、家の1階部分は潰れ、傾き、普段そこにある筈のないモノが

入り乱れておりました。

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この状態も衝撃的ですが、2週間前は焼けた匂い砂埃、車が走れる状態では

なかったそうです。

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コンビニもこんな状態。。。

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左奥は、普通に家が立ち並び、手前に写っているのは

線路です。

途中で折れ曲がり、民家の方で切れてなくなっていました。

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クマのぬいぐるみ。

何処から辿り着いたのか?

大切にしてたものが、一瞬で目の前から無くなったのは、大人も子供も一緒でした。

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もはや車なのか?なんなのか・・・。

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家に戻って、何かを探したくても何時余震があるか分からないので、

家の中には入れないみたいでした。

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崩れて無くなった家の前に、自衛隊の人たちが掘り返して、アルバムや写真を

出してくれてました。

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映画のセットにしか見えません・・・。

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                遺体は既に運ばれ、「中は見ました。」っていう標しに黄色いテープが付いています。

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地震の夜は、この状態で真っ暗、雪が降っていたそうです。

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朝6時に起きて、物資を仕分けして、トラックに積み込み気仙沼を回りました。

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手渡したお菓子をもらって喜んでくれました。

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「失礼だよなっ・・・。」

そうも思いましたが、今後こういう事を続ける為にも必要だと思い、承諾を得て

写真を何枚か撮らせてもらいました。

でも実際どうなんでしょう?

「喜んでもらえました!」

とだけ報告しようとも思いました。

でもリアルに被災地に住む人たちと話してみた感想を書かないと

意味がないような気がするので、リアルな方を書きます。

どこで差が出たのかは分かりませんが、全く被害にあってない家、そして

何歩か歩くと、1階が潰れて2階がなんとか残っている家。。。

会社も家も流されたけど、家族は、みんな無事。

家は残ったけど、家族を失った人。

非難場所に行けば食事はあるけど、家から離れればモノが盗まれてしまうから

家から離れられず、物資が届かない人。。。

正直、この状態で、「東京から物資を持ってきました!」って

張りきったところで、素直に喜んでくれる訳もなく、

写真のおばあちゃんは特別でした。

避難場所の中では、子供たちの中でも上下関係が出来ていて、

お年寄り、子供、全くプライベートのない場所で、常にテレビのカメラが入り撮影。

避難場所の体育館も、学校が始まれば、次の場所にお引越し。

自分に置き換えてみたら、とても普通の精神状態ではいられません。

今回、自分の中では善意で行動したつもりでしたが、

結局、「喜んでくれるだろう!」とか「ありがとう!」と言ってもらえる前提で

現地に行ってしまった気がします。

案内をしてくれた、地元の人たちは、

「ごめんねぇ・・・大変な時に!

            もし、良かったら受け取ってもらえますか?」

そして、どんな反応が返ってこようが、最後に

  「がんばりましょう!」

そう言い残して、家を出てきました。

本当にいい勉強になりました。

そして、今回行ってみて、子供たちが少しでも現実逃避できる漫画やDVDを

非難場所に送れたらいいなぁ・・・。

って思いました。

どんなに少なく見積もっても、10年以上は、元通りにはならないと思うので

長い目で協力出来ればと思います。

お店に集まった、「やさしいキモチ」は、確実に届いたと思うし

今回だけで終らせてはいけないと思うので、次に物資を届ける機会があった

その時は、またご協力くださいっ!

よろしくお願いいたします。

何度かに分けて写真はアップいたします。

                                      MoRRy

 

 

コメント/トラックバック (2件)

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  1. モーリー君 お疲れ様です。しばらくブログみなかったので救援物資あつめてるのがわかりませんでした。
    大変申し訳御座いませんでした。モーリー君の画像を見て涙でました。
    2回目が有るのであれば是非協力します。

  2. ありがとです!
    また、必ず行きますので、その時はどうぞよろしく!
                mORRy